「DX推進の裏にテクノロジーハラスメントあり」
テクノロジーハラスメント(以下、テクハラ)とは、「IT知識の高い人が不遜な態度を取ったり、意図的に専門用語で話し続けたりすること」です。
経営者としては、DXを推進するために、そのスキルを持った人を高い経費を払って中途採用したものの、社内でDXに長けた人がその人しかいないとなると、大抵既存社員との軋轢が起きます。昨今、急に「今いる社員との関係がうまく行かない」そんなご相談を受けることが大変多くなっています。
既存社員は「DXが重要と言うのは分かっている。でも、なんで上から目線で言ってくるんだ!テクハラだ!もうやってられない。」と言うし、DX推進担当者は、「このシステムの導入は社長の肝入りなのに、なんでみんなは動いてくれないんだ!これは逆テクハラだ!」と社長に訴えてくる。
これでは、社員同士の対立になり、DXどころではなくなってしまいますね。
では、経営者は、導入時にどうすればよいか?
1.明確なビジョンと戦略を示す
2.オープンなコミュニケーションの場を作る
4. 経営層のコミットメントと現場サポート
以上のことを整備して、DX推進者に過度の責任と権限を与えず、組織の一員として動くことを、採用時に念を押すことも重要です。
ハラスメント予防コンサルタント
白石恵美子
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