【そもそもお付き合いが始まったのは?】
先代から引き継いだ時、会社の中が、めちゃくちゃで、規律も何もない状態だったんです。
北斗の拳のあの時代のような(笑)
若者の離職率のあまりの多さに頭を悩ましていました。
そこで、顧問社労士に相談したら、白石さんを紹介してくれたんです。
始めは、チームビルディングの研修と、社員個人面談をお願いしました。
社員から、「社員の声を聴いてもらえて嬉しかった。」という声が上がり、社員に少し笑顔が戻ってきました。
【ハラスメントの訴えが社員からあったのですね】
そんな時です。「ちょっといいですか?」と若い社員から相談がありました。管理職社員からパワハラを受けているというんです。裁判も辞さない勢いだったことと、信頼している管理職たちだったので、ホントに辛かった。
【事件から解決まで】
まずは、白石さんのアドバイスにより、すぐに被害社員とその家族に謝罪しました。その後、白石さんには被害社員の面談で気持ちをじっくり聞いてもらったことで、会社がするべきことも明確になりました。白石さんの知り合いの弁護士に第三者機関という立場で入ってもらって、全社員ヒアリングと報告書・意見書をもらい、結果、社内で円満に解決できました。ホントに良かった。
入ってもらってなかったら、裁判になっていたかもしれない。そんな時、頼れる人がいたのは大きかった。自分のメンタルも支えてもらった気がします。
【あの事件があって、社長が成長された】
今回の件で、みんなが気持ちよく仕事できないから辞めていくんだなということがホントによくわかりました。
後継者社長が成長してしていく中で、必ず通らないといけない道なのかなとも思います。
【社長が社員に伝えたかったこと】
社員の中には、仕事ができたら何をやってもいいと思っている人がいました。そうではなく、会社は組織だから、やっていいことと悪いことのフレームがあるんだということを社員に伝えていくのが社長の仕事だと再認識しました。
【ハラスメント研修の時の社長の涙】
私は、誰一人辞めさせたくないんです。縁あってうちに入ってくれた社員たちです。言いすぎたり、行き違いみたいなイザコザは今後も起こると思います。
「今回ハラスメント事案が発生してしまったけれど、とにかく、みんな機嫌よく仕事してほしい。ホントにいい会社にしたいんだ!」そう話しているうちに感極まって涙が出てきちゃいました。
あの研修の後、訴えられた幹部は、今は一番のリーダーとなってくれています。
「雨降って地固まる」まさにそんな感じです。
あの時、勇気を出して私に訴えてくれた社員に感謝しています。
その後に社訓である「ご機嫌な会社にする」が生まれたんです。
制服のジャンパーに「笑」という文字を刺繍して、常にみんなで意識するようにしました。
会社の玄関には、社員一人一人の働く姿写真を額に入れて飾りました。
以前は挨拶もしなかった年配の社員たちも、自分から後輩に挨拶するようになってくれました。
【今後着手したいこと】
幹部たちに任せることができてきたので、次は、別事業を始めたい。それを想えるようになりました。
マリヤ運輸が社会にとってなくてはならないような会社になるためには、さらに社会貢献していきたいと思えるようになったんです。
そこで、犯罪を犯してしまった若者たちの更生となるような支援ビジネスを考えています。
ハラスメント問題は、痛かったけど「成長痛」だったかなと。
【白石さんへ】
普通の講師は賢いオーラを出すが、白石さんはそれが無いからこそ、自分も素直に出せた(笑)
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